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防衛とか、あと日記

かって読んでなかったもの。

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
(2003/07)
不明

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やっぱり戦争が多かった欧州の国だけあって、
とても現実的な内容が多い。

「中立」とは単なる日和見主義では守れないんだね・・・

まあスイスと日では前提条件が大幅に違うので
参考に出来る部分と出来ない部分があるけども、
政治やマスメディアに対する態度がとても参考になった。

(145ページから引用)
心理的な国土防衛

 軍事作戦を開始するずっと前の平和な時代から、敵は、あらゆる手段を使ってわれわれの抵抗力を弱める努力をするであろう。
 敵の使う手段としては、陰険巧妙な宣伝でわれわれの心の中に疑惑を植え付ける、われわれの分裂をはかる、彼らのイデオロギーでわれわれの心をとらえようとする、などがある。新聞、ラジオ、テレビは、われわれの強固な志操を崩すことができる。
 こうして、もっとも巧妙な宣伝が行われる。これにだまされてはならない。戦争の場合、われわれの生き残ることを保証するあらゆる処置をとろう。生き残るためのあらゆる手段をとろう。素朴な人道主義に身をまかせることは、あまりにも容易なことである。偽物の寛容に身をあやまると、悲劇的な結末を招くであろう。敵の真の意図を見抜かねばならない。

(強調は引用者による。)

どうだろう?これは過激すぎる、と感じるだろうか。
他者をいたわしく思い、あわれむ「惻隠の情」が、日人は特に強いらしく、
外国から見ればお人好しの度が過ぎている位に思われているらしい。

だが、日人はそれでいいと思うし、いきなり変えろと言われても変わる物でもない。
ここで訴えているのは単に「疑心暗鬼になれ」「他者に情けをかけるな」と言っているわけではなく、
素朴な人道主義で思考停止をするな、偽物のやさしさと物やさしさの区別を考えよう、
という点ではないか。


「心理的な国土防衛」と聞くとやはり思い当たるのが、
第二次大戦中の日における軍国主義である。
このような事態を恐れるあまり、日では積極的に防衛を考えようとか、
自衛隊について議論をするとかいった事でさえ行われにくい。

「軍事的な思想を持っているのではないか?」と疑われるのが嫌なのだろうか、
それはほかの誰かが考えること・・・と他人事であるかのようにふるまう風潮が主流である。

この点についても本書は言及している。

(163ページから引用)
 心理的国土防衛に専心するあまり、政治的過激主義に陥ることのないように用心しなければならない。
敵が攻撃に用いる手段をそのまま反撃のために用いなければならないと考えるのは、ゆゆしいことである。

(中略)

 イデオロギー的訓練とは、人間社会生活の法則を勝手に作り上げ、これに基づいて人間の行為を規定することであって、このようにして、人間の自由な思考と行動に対する責任というものをなくしてしまう。

(中略)

 したがって、スイスで言う心理的国土防衛とは、教条的訓練ではなく、各人の判断力と完全な責任感を養うことである。

(強調は引用者による。)

この後に、「(心理的国土防衛は)政治家のすること・議会がすることではなく
各人がする仕事、つまり一人ひとりが自分でやることなのだ」
と説明する文章が続く。(“スイス精神”がくどいほど出てくるので省略)

要するに、「自分で考えろ!」という事になるな・・・

この辺りを読んでいて思い出したのが、前に書いた戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書) の書評のエントリー

ここで、「合理的にではなく“合”理性的に」戦略を運用すべし、と書いてあった。

これを自分なりにかみ砕いて言うと、以下の様になる。
---------------------------
引用した文の強調点を変えてみよう。「合『理』的にではなく合『理性』的に」。

合わられる「理」はたくさんある。(素朴な人道主義、懐疑主義、軍国主義、全体主義、共産主義、資本主義、etc…)
しかし、その「理」は人間の限定合理性を考慮に入れていない場合が多い。
人間の「理性」によって絶えずどこまでが正しくどこまでが誤りなのか、という境界を確定し、
修正していかなければならない。

「物事を『理性』に照らして限界確定的に修正していく」ことが、「合『理性』的」なのではないか。
---------------------------

さて、心理的な国土防衛の話に戻ると、
「自分で考えろ!」という身も蓋もない結論にちょっと取っ掛かりを付け加えることが出来る。
「自分で合理性的に考えろ!」
うむ、自分で物事を理性に照らして限界確定的に修正できればいいのだが・・・
これは一個人には凄く大変なことではないだろうか。

社会情勢、政治、経済、国際関係、地理、歴史、などに
それぞれ議論の余地があり、それら全てに考えを巡らすのは不可能だ。

だから教育が大切、と民間防衛に書いてあったな。(さすがに当事者は経験が多いね)
ああ、日本の防衛をまじめに考えると胃が痛くなるな…



日本の教育現場って日教組が蔓延してるらしいね( ・з・)~♪
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tag : 買いもの 思いつき

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